こんにちは。
カントリージェントルマン鴨志田です。
2004年、東京井の頭から
軽井沢追分へ移住しました。
で、ネット上で、
こんなニュースを見かけました。

上田高等学校は、軽井沢っ子も通っていて、
わが家では、息子がお世話になりました。
わたしも、理事を1年承りました。
そこで、ニュース記事、読んじゃいました。

上田高等学校って、
どんな学校なの?
そんな疑問・質問、よくわかります。
この記事を読むと、
●上田高校って、どんな学校なのか
●上田高校の受験データ
がわかります。
そこで、まずは、結論から。
ニュースによると・・・

上田市の高校で「北陸新幹線サミット」 長野県や石川県の生徒、探究の成果を披露し交流
県教委と上田高校(上田市)は21日、県内や北陸新幹線沿線などで探究活動に取り組む高校生が交流する「第8回北陸新幹線サミット」を同校で開いた。県内5校、県外6校が参加し、対面とオンラインを合わせ約100人の生徒が交流。地球環境、地域、教育、グローバルをテーマに4つの分科会に分かれ、活動成果を発表した。
教育の分科会では、金沢大付属高(金沢市)2年の藤久莉緒さん(16)、高島空さん(16)が「性的指向や性自認の多様性に関する啓発」と題して発表。2人は、多様な性の在り方について校内で授業をした際の出来事を紹介した。授業の後に「俺、性自認が女だから優遇して」とちゃかす生徒が複数いたとし、「適切な啓発の在り方を考えたい」と語った。
上田高の生徒は「中学時代に同様の事例があった。学ばない人がいるのは悩ましい」と指摘。松本県ケ丘高(松本市)の生徒からは「啓発自体は素晴らしいが、私がマイノリティー(少数者)の当事者なら個人的なことを周りに暴露されるようで心がザワザワする」との意見が出た。藤久さんは、生まれながらの性別と性自認が一致するなど自身が多数者であることを挙げ、「無自覚であってはいけないと再認識した」と話した。
サミットは2017年から開催。上田高の宮下美和校長は「他県の学校と探究内容についてやりとりできる貴重で刺激的な機会になった」と話した。
<信濃毎日新聞から引用>
元々、上田には強い関心がありました。
『真田太平記』のファンだったわたしは、
息子が入学する前から、上田城や真田町などに
足を運んだりしていたからです。
軽井沢から上田まで、車で1時間くらいですね。
ちょうど息子が高校受験の頃に、
大河ドラマ『真田丸』が放送されて、
上田は賑わっていました。
上田高等学校って

基礎データ
- 校名
⇒長野県上田高等学校 - 住所
⇒上田市大手1丁目4番32号 - 最寄り駅
⇒上田駅(しなの鉄道) - 設立年月日
⇒1874年7月 - 共学・別学
⇒男女共学 - 設置学科
⇒普通科
上田高校の歴史
- 1874年(明治8)
⇒上田町旧館に第16中学区予科学校設立 - 1895年(明治28年)
⇒校舎を上田町字旧館(上田藩主居館跡、現在地)に移転 - 1901年(明治34年)
⇒南佐久郡野沢町に分校設置(現 野沢北高等学校) - 1948年(昭和23年)
⇒学制改革により長野県上田松尾高等学校(普通課程)として発足 - 1958年(昭和33年)
⇒校名を長野県上田高等学校と改称 - 2015年(平成27年)
⇒文部科学省よりスーパーグローバルハイスクール(SGH)校の指定 - 2016年(平成28年)
⇒台湾の国立苗栗高級中学と姉妹校提携
受験データ<2025年度(令和7年度)入試>
後期選抜
- 募集
⇒定員280名 - 志願受付期間
⇒2025年2/26~28 - 志願変更受付期間
⇒3/3~5 - 学力検査等の実施期日
⇒3/11 - 面接等の実施期日
⇒3/11~12 - 入学予定者の発表期日
⇒3/21
倍率の推移
少子化の影響で、1倍をきる公立高校が多いのは、
長野県に限ったことではありませんよね。
軽井沢のある東信エリアだけでも、現在、
野沢北と野沢南、小諸と小諸商業の合併が
進んでいて、更なる再編もあり得る状況です。
上田高校は、東信エリアで最上位の進学校で、
しかも、最寄駅からも近い立地。
募集人数を減らした(320⇒280人)こともあり、
1倍をきる可能性は低いだろうと見てましたけど、
過去6年間と比較すると低い倍率になりました。
受験生としてはチャンスだったかもしれません。
後期選抜
- 2019年度
<320人募集/1.10倍>
517(10月)⇒446(1月)⇒363(2月)
⇒351人(3月) - 2020年度
<320人募集/1.12倍>
481(10月)⇒412(1月)⇒365(2月)
⇒359人(3月) - 2021年度
<320人募集/1.03倍>
466(10月)⇒408(1月)⇒330(2月)
⇒328人(3月) - 2022年度
<320人募集/1.09倍>
484(10月)⇒428(1月)⇒355(2月)
⇒348人(3月) - 2023年度
<320人募集/1.04倍>
451(10月)⇒381(1月)⇒324(2月)
⇒332人(3月) - 2024年度
<320人募集/1.03倍>
434(10月)⇒383(1月)⇒327(2月)
⇒328人(3月) - 2025年度
<280人募集/1.04倍>
402(10月)⇒348(1月)⇒292(2月)
⇒291人(3月)
上田高校のユニークポイント

▼上田城主の屋形跡地
天正12年、真田安房守昌幸が、
上田城を構築し、その屋形を設けた地が、
現在、上田高校がある場所なのです。
真田昌幸が17年間、次いで仙石氏が85年間、
松平氏が164年間、この地に屋形を置きました。
現在、正門、堀、濠を併せて、上田市文化財に
指定されているそうです。
▼古城の門
上田高校のシンボル『古城の門』は、江戸期、
上田城三の丸藩主居館の表御門でした。
1789年消失後、翌年再建され、現在も
上田高校の正門として使用されています。
江戸時代に起源をもつ城や武家の門が
現存している高校は珍しく、
格式高い校門なのです。
入学式、卒業式の記念写真は、
もちろん、古城の門前で撮影されます。
▼上田城跡公園陸上競技場
息子は陸上班だったんですけど、
高校からすぐの上田城跡公園陸上競技場で
練習していました。ここは、かつて
上田城だった当時の「百間堀」と呼ばれた
広大な堀の跡を利用して、昭和3年に、
つくられたそうです。
まとめ:上田高等学校 北陸新幹線サミット

上田高等学校と北陸新幹線サミットの魅力
長野県上田高等学校は、東信エリア屈指の進学校であり、歴史と伝統、そして地域との深い関わりを持つ高校です。真田家ゆかりの地に建ち、象徴的な「古城の門」や上田城跡を活かした学びの環境は、全国でも類を見ない魅力の一つです。
2025年度から募集定員が1学級減少する中で、倍率はやや低下傾向。受験生にとっては好機とも言える年かもしれません。
さらに、全国の高校生と共に探究活動の成果を発表し合う「北陸新幹線サミット」は、生徒にとって貴重な学びと交流の場。上田高校の教育の質と広がりを象徴するイベントと言えるでしょう。
進学実績だけでなく、地域性・国際性・人間性を育む環境が整った上田高等学校。受験生とその保護者に、改めて注目してほしい学校です。
受験生にとってチャンス
長野県では、社会の変化や、少子化対応のため、
高校再編を進めています。わが家の息子や娘が
高校受験した数年前と比べても、さらに
少子化は進んでいて、ますます、倍率が
1倍をきる高校も増えることが予想されます。
これは、受験生にとっては、チャンスとも
言えます。高校のレベルの割には、
倍率が1倍をきったり、限りなく1倍に
近くなったりすることも、少なからず
見かけるからです。
受験は情報戦。新中3のみなさんも、
過去のデータと比較しながら、
倍率を味方につけることも、お忘れなく。
【おすすめ】ニーズに合わせ、賢くプロの力も活用

いつでもどこでも
最高の先生の授業が
受けられるなんて魅力的
プロの力を上手く使うのも
成績アップの早道ですよね!
軽井沢移住前の9年間、わたし、
栄光ゼミナール講師として、
数百人の教え子を送り出してきました。
軽井沢移住後、2009年4月、
こどもたちが小学生の頃、
追分こども会を立ち上げ、同時に、
地域で子育て教育アドバイザーとして、
活動も続けています。
そんな長~い受験指導の経験上、
こどもたちのニーズに合わせ、賢く、
などのプロの力を活用することも
おすすめします。
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