【体験談】軽井沢移住への道 設計案(3)~失敗や後悔しないために知っておきたいこと

軽井沢に移住した結果
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こんにちは。

カントリージェントルマン鴨志田です。

東京在住の頃、

ネットベンチャー行政書士として開業。

2004年、東京井の頭から

軽井沢追分へ移住しました。

我が家が、軽井沢移住に向けて動き出したのが

2002年。土地探しと同時に、工務店探し、

そして、設計士決定。設計案はどうなる?

軽井沢への移住に興味があるんだけど

なぜ設計士に設計を依頼したい

と思ったの?

設計案はどうやって
決まっていったの?

そんな疑問・質問、よくわかります。

この記事を読むと、
●なぜ設計士に設計を依頼したかったのか
●どうやって軽井沢周辺の設計士を選んだのか
設計士決定
間取図&優先リスト
設計案
がわかります。

そこで、まずは、結論から。

  • 工務店設計部門ではなく、別個に、設計士に依頼したい
  • 結局、お世話になったのは、工務店の紹介による外部の設計士、いい出会いでした
  • 設計案づくりに向けて、コミュニケーションを大切に
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軽井沢移住への道 設計士決定

軽井沢移住への道 設計士に依頼したい

我が家が、軽井沢移住に向けて動き出したのが

2002年。土地探しと同時に、工務店探し、

そして、設計士探しもはじめていたのでした。

最初は、ネット上や書籍で、設計士情報を収集し、

大まかなイメージ作りをしていました。

もっとも、当時は、ネット上の情報が

まだまだの時代ではありましたけど・・・。

情報収集の結果、2002年当初から抱いていた

イメージは、以下のようなものでした。

  • 設計:工務店設計部門ではなく、別個に、設計士に依頼
  • 施工:地元の工務店に依頼

なぜ、工務店設計部門ではなく、別個に、

設計士に依頼という方針に至ったのか。

まずは、男のロマンがあったと思います。

工務店とは別の、1級建築士、建築家、

設計士、まあ名前は何でもいいですけど、

そういう専門家に設計を頼んでみたい、

そんな願望があったのは事実だと思います。

いろいろな建築関連書籍も読んできましたし。

また、工務店設計部門ではなく、別個に、

設計士に依頼した方が、より我が家の

ニーズを充たしてくれそうな予感、

個性を反映してくれそうな期待感、

センスのいい仕事をしてくれそうな

イメージがあったのだと思います。

さらに、設計士に対しては、

設計だけでなく、監理まで

依頼するつもりでした。

監理とは、設計内容及び施工計画通りに施工が進められているか監督し、チェックすること

行政書士という仕事柄、一般的に、

施工トラブルが少なくないことを

知っていたからです。監理の実効性を

考えると、工務店設計部門ではなく、

別個に、設計士に依頼した方がベター

なのではないかと考えていました。

軽井沢移住への道 業界人(友人)からのアドバイス

当時、友人と飲む機会があると、

家づくりについての経験談や

アドバイスをもらっていたんですけど、

業界人の友人から、

設計は、外部の設計士ではなく、工務店設計部門に頼んだ方がよいのでは?!

という提案をしてもらいました。

万一、何らかのトラブルが発生した場合、外部の設計士だと、設計側と施工側で責任のなすりつけ合いになりやすいよ!

とのこと。『なるほど!』と思いました。

そこで、自分の方針と、業界人(友人)の

アドバイスなどを踏まえ、結局、

以下のようにしてみました。

軽井沢移住への道 外部の設計士を紹介してもらう作戦

お世話になる予定の工務店に、

ネットワークの中から、外部の設計士を

紹介してもらう作戦に修正しました。

工務店に紹介をお願いする際、

以下のような方を希望しました。

  • 工法・断熱、とりわけソーラーサーキットに通じている方
  • 軽井沢町(追分)の四季に通じていて、設計実績のある方
  • 顧客の希望を大事にしながらも、ある程度提案力のある方
  • 軽井沢にて、当該工務店と設計施工でタッグを組んだことがあり、経験上、薦められる方

軽井沢移住への道 設計士決定

結局、上記条件と我が家のニーズを充たす、

設計士Iさんの紹介を受け、お会いして

相性もよかったのでお願いすることにしました

幸運にも、薪ストーブユーザーでもある

設計士さんだったので、薪ストーブを中心

とした我が家の家づくりも、

スムーズに進めることができました。

お世話になる予定の工務店に、

ネットワークの中から、外部の設計士を

紹介してもらう作戦への修正は、

正解だったと思ってます。

軽井沢移住への道 設計案決定

設計士Iさんとの初会合

2003年9月5日(金)

いよいよ、中島木材株式会社の

『住み心地体感ハウス・宿泊体験』

利用させていただく日となりました。

16時前、モデルハウスに到着。

お願いしていた設計士Iさんとの

初対面に臨ませていただきました。

その際、我が家の家づくりについて、

まずは、ざっくばらんに、初会合。

専門家からのアドバイスをいただきました。

  • 接道からのスロープ
    ⇒冬のことも考え、できるだけ緩やかに
  • ガレージの場所
    ⇒奥に設置すると、雪の際に雪かきが大変
    ⇒訪問者の車は奥でもよいが、ガレージはできるだけ手前の方がよいか
    ⇒ロータリー案
  • 軽井沢における暖房の考え方
    (蓄熱式暖房、薪ストーブ、床暖房等の組み合わせ)
    ⇒定住ならば、蓄熱式暖房は不要
    ⇒床暖房はおすすめできない
    ⇒温度管理を考えると理想は個別暖房
    ⇒FFヒーター(灯油・室内空気汚さず)&薪ストーブも可
    ⇒薪ストーブはコスト、薪集めなどが大変ではあるが
  • サンルーム
    ⇒不要
  • 24時間風呂
    ⇒イエローカード
    ⇒衛生的に不安、最近は下火に
    ⇒選択肢が限られる
  • 2階に風呂
    ⇒漏水防止等を考えると、ユニットバスがおすすめ
  • 屋根
    ⇒西洋瓦を希望⇒イエローカード
    ⇒雪のことを考えると、板金屋根がおすすめ
  • ソーラーシステム
    ⇒ソーラーシステムを採用し、発電・給湯等ができないか⇒イエローカード
    ⇒標高1000メートル付近ではあまりおすすめできない
    ⇒付近からの葉等が邪魔をする可能性
    ⇒補助金も年々減額
    ⇒唄坂では、あまりおすすめできない
  • 外装
    ⇒1階:木&2階:漆喰を希望
    ⇒漆喰はメンテ不要だが、木は3年周期程度で要メンテ
  • ロフト
    ⇒納戸利用等がおすすめ
  • 基礎工事
    ⇒冬でもOK(むしろ夏よりもよい)
  • 工事完了
    ⇒建築禁止期間(7/20~9/20)
    ⇒東京のアパート賃貸者契約終了までに引越しを終えるとすれば、7/20までに工事完了する必要
  • 今後の予定は?
    ⇒今日の内容と施主の優先リスト等を踏まえ、簡易な間取り図を作成
    ⇒それを踏まえ、基本設計を煮詰め

間取図&優先リスト

2003年9月7日(日)

9/5は、モデルハウスにて諸々お世話になりました。

今後ともお世話になりたいと思っておりますが、まずは基本的な間取等設計の基礎資料として、お話のありました以下のものをメール添付しましたのでご確認下さい。
●間取図
●優先リスト
●地積測量図

今後はI様との打合せを通して基本設計をしていくことになりますが、大まかな今後のスケジュールをお知らせ下さい。

2003年9月8日(月)

先日は、お打ち合わせありがとうございました。

9/5打合せの際にイエローカードをいただきました私共の希望リスト(太陽光発電システム導入、西洋瓦屋根、24時間風呂など)については、I様のご提案をいただきながら、今後も継続して検討させていただければ幸いです。

早速資料をお送り戴いたのですが測量図と思われるファイルが開けませんので、FAXでお送りいただければ幸いです。

了解しました。念のため、以下をFAX送信致しました。ご確認下さい。

●地積測量図

●間取図

●優先リスト

間取図

優先リスト
  • 【A】2台分以上のガレージ
    ⇒地下駐車場の余地
  • 【A】とりわけ内装は自然素材を使う
    ⇒無垢の木、漆喰(珪藻土)など
  • 【A】PACオフィス(事務所)
    ⇒入口別
  • 【A】暖房効率の良い家
    ⇒外断熱・ペアサッシ・天井ファンなど
  • 【A】外断熱&二重通気工法
  • 【A】薪ストーブストーブ&煙突
  • 【A】デッキテラス
  • 【A】室内どこでも無線LAN
  • 【A】電話2回線(自宅用・オフィス用)
    ⇒オフィス用はISDN(TEL+FAX)の余地あり
  • 【A】吹き抜け
    ⇒LDK
  • 【A】収納@各部屋
    ⇒クロゼットルームなど
  • 【A】納戸@各階
  • 【A】キッチン&リビングダイニング
  • 【A】ペット(猫)スペース
  • 【A】シャワー@バスルーム
    ⇒水温調節付き蛇口、ストッパー付き
  • 【A】食洗器
  • 【A】無垢材フローリング
  • 【A】ペアガラス
  • 【A】ウォシュレット
  • 【A】食料庫
  • 【A】購入価格⇒3000万円前後
  • 【AB】光ファイバー敷設
  • 【AB】BARコーナー
  • 【AB】24時間&ジェットバス
  • 【AB】三角コーナーからの解放
    ⇒ディスポーザーなど
  • 【AB】ガスレンジ⇒強火3基
    ⇒電気式もチェック
  • 【AB】バスルーム、トイレ
    ⇒景色(浅間山、西側山林など)を楽しめる窓
  • 【AB】採光優先
    ⇒ガラス素材
  • 【AB】客間のリビング化
    ⇒LDの一角を客間にもできるようにする
  • 【AB】ケーブルTV or 衛星放送
  • 【AB】玄関の土間を広く取り、薪ストーブ設置
  • 【AB】深夜電力活用
  • 【AB】ホームファーミング
  • 【AB】テラコッタ使用
    ⇒土間など
  • 【AB】猫出入口
  • 【AB】多目的リビング
    ⇒フリースペース(勉強机・臨時椅子など)
  • 【AB】調理スペースの広いキッチン
  • 【AB】木と漆喰の外壁
    ⇒例、1階:木 2階:漆喰など
  • 【B】造付け家具
  • 【B】掘り炬燵式テーブル
  • 【B】家の色
    ⇒南仏風
  • 【B】循環システム
    ⇒生活雑排水など
  • 【B】太陽光発電
  • 【B】生活水リサイクルプラント
  • 【B】雨水利用
  • 【B】ワインセラー
  • 【C】アクティブ・エコ住宅
  • 【C】エントランス照明

2003年9月9日(火)

FAX受領致しました

ありがとうございました。

本日現場の高低測量及び樹木の調査を行いましたので、基本計画に着手いたします。

お問い合わせの件、資料をお送りします。

「業務報酬.doc」については拝見致しました。素人にはわかりにくい点もありましたが、次回お会いした際に、わかりやすくお話いただけると幸いです。

大まかな報酬額につきましては、私共の想像していた守備範囲でしたので安心致しました。

また、契約形態につきましては、『設計・監理者が第三者的な立場でいるためには鴨志田様と直に委託契約を結んでいただくのが最善』とのご提案に概ね賛成です。

初計画案

2003年9月15日(月)

お願いしております件につき、大体の経過、いつまでに、どのようなご提案をいただけるのか、確認メールもいただけると助かります。

2003年9月16日(火)

今週中にご希望の内容を形にするとこの位の規模になるという物を見ていただけると思いますが、ご予算との兼合いでどこをどうするか協議していただく予定です。

お手数をおかけします。楽しみにしております。

2003年9月19日(金)

いつもお世話様です。計画案が出来上がりましたのでお打ち合わせをお願致します。大きな図面もありますので、お伺いできたらと思います。ご都合はいかがでしょうか。お知らせください。

計画案完成ということで楽しみです。早目に打合せをさせていただきたいと思います。

「大きな図面もありますので、お伺いできたらと思います。ご都合はいかがでしょうか。」とのことですが、これは我が家までお出でいただけるということですね?

お手数をおかけしますが、なるほど私共の今の住まい状況を見ていただくのも大切なことでしょうし、私共もI様に見ていただきたい資料もありますので、是非、お願い致します。

打合せ日ですが、私もホームオフィスで仕事(自由業)をしている関係上、基本的には大丈夫ですが、9/22、9/26を外して下さい。あとは、I様のご都合の良い日で、早目に設定していただければOKです。打合せ日に関するご返信メール、お待ちしております。

2003年9月22日(月)

お打ち合わせの予定ですが、実に勝手ながら9/24(水)のスケジュールが空きましたので24日の午後ではいかがでしょうか。ご返事をお待ちしております。

スケジュール調整ありがとうございます。了解しました。9/24(水)午後でお願い致します。

念のため、私の携帯番号をお知らせしておきます。何かありましたら、お電話下さい。

●携帯⇒090-****-****

念のため、私の携帯番号をお知らせしておきます。何かありましたら、お電話下さい。

●携帯⇒090-****-****

念のため、できればI様の携帯番号もお知らせいただけると助かります。よろしくお願い致します。

また、打合せにあたり、私共が用意しておいた方がよいこと、考えておいたよいこと等ありましたら、アドバイス下さい。

私の携帯番号は 090-****-****です。

また、ご用意いただきたい資料は、持ち込まれる予定の家具等の寸法と、造り付け家具のイメージが判る写真等がありましたらお願い致します。

2003年9月23日(火)

現段階でわかる範囲の持込み予定の家具等寸法を調べておきます。また、造り付け家具や外壁等のイメージ画像も保存してありますので、見ていただきたいと思っております。

実質的には今回が初の打合せということになるでしょうから、私共の現在の暮らしぶりや新居に対する希望をチェックしていただければと思います。

2003年9月25日(木)

昨日は、我が家までお越しいただき、計画案につき詳しい説明をいただきありがとうございます。

いただきました資料を下に、検討させていただきます。今後ともよろしくお願い致します。

2003年9月26日(金)

こちらこそお打ち合わせありがとうございました。

ご連絡をお待ちしております。

まとめ:【体験談】軽井沢移住への道 設計案(3)~失敗や後悔しないために知っておきたいこと

  • 工務店設計部門ではなく、別個に、設計士に依頼したい
  • 結局、お世話になったのは、工務店の紹介による外部の設計士、いい出会いでした
  • 設計案づくりに向けて、コミュニケーションを大切に

軽井沢は、標高1000mで、寒冷地。

夏は、霧立ち込めて湿気が多く、

冬は、厳しい寒さが長~く続きます。

そんな軽井沢で、住み心地いい家を

建てられたら最幸なのです。

そのための肝の1つが、設計。

軽井沢移住してから今までの経過、結果を、

このブログに発表することで、

  • 信州移住に関心がある方のために、
  • 軽井沢移住に興味のある方のために、
  • そして、自分と家族のために、

何かお役に立てればうれしいです。

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