こんにちは。
カントリージェントルマン鴨志田です。
2004年、東京井の頭から
軽井沢追分へ移住しました。
で、ネット上で、
こんなトピックスを見かけました。

リゾートの街、軽井沢。
その象徴の1つが、旧三笠ホテル。
そこで、トピックス記事、読んじゃいました。

旧三笠ホテルって
どんなホテルなの?
その魅力は?
そんな疑問・質問、よくわかります。
この記事を読むと、
●旧三笠ホテルとは
●旧三笠ホテルの歴史
●旧三笠ホテルの魅力
がわかります。
そこで、まずは、結論から。

旧三笠ホテル
撮りたいです
SNSに載せたいし…
トピックスによると・・・

軽井沢町の旧三笠ホテル、10月1日リニューアルオープンへ 指定管理者は日比谷花壇
軽井沢町が2020年から大規模な保存修理を続けてきた重要文化財「旧三笠ホテル」が、10月1日にリニューアルオープンを予定していることが19日、分かった。土屋三千夫町長が、同日の町議会6月会議の閉会のあいさつで言及した。当日は記念式典を開いた後、一般向けに開業する。
旧三笠ホテルは1905(明治38)年建築の純西洋式木造ホテル。ホテル廃業後の80年に町に寄贈されたが、劣化や破損が進んだため、町は修理と同時に建築当時の姿に近づける工事をしてきた。19日の町議会では、10月1日~2031年3月末の間、株式会社日比谷花壇(東京)を指定管理者とする議案も可決された。
<信濃毎日新聞から引用>
重要文化財旧三笠ホテルが10月1日よりリニューアルオープンします!
●施設情報
⇒施設名:重要文化財旧三笠ホテル
所在地:軽井沢町大字軽井沢1339番地342
●公開日
⇒約5年に渡る旧三笠ホテルの保存修理事業が完了し、令和7年10月1日(水曜日)にリニューアルオープンします。記念式典を行った後、一般公開を開始する予定です。
●リニューアル内容
【展示室】
旧三笠ホテルの歴史や保存修理工事の内容、軽井沢の歴史などを紹介します。展示内容を一新するとともに、音声ガイドや映像資料の設置も予定しています。
【貸室】
会議や撮影など、さまざまな目的でご利用いただけます。
【カフェ】
旧三笠ホテルの建物内でくつろげるカフェスペースを新たに整備します。休憩などにご活用ください。
【エレベーター・トイレ棟】
身体の不自由な方をはじめ、どなたにもご利用いただきやすい施設となりました。また、どなたでもご利用いただける「だれでもトイレ(いわゆる多目的トイレ)」も設置しています。
<軽井沢町公式サイトから引用>
旧三笠ホテル

旧三笠ホテルは、明治から昭和にかけての
日本の近代化と軽井沢の避暑地としての
発展を象徴する歴史的建造物。
多くの著名人や政治家が訪れ、
特に夏の避暑地として知られる
軽井沢の象徴的な存在となりました。
基礎データ
- 名称
⇒旧三笠ホテル - 住所
⇒軽井沢町大字軽井沢字唐堀1339番342
アクセス
- 軽井沢駅よりタクシー約6分(3.5km)
- 上信越自動車道碓氷軽井沢ICより約19分(13.2km)
わが家も赴いた旧三笠ホテル(2009.11/3)

わたし、軽井沢移住8年目にして、
実は、はじめて赴いてみました。
実際に見て、ちょっと感動しましたよ。
さすがは、軽井沢の鹿鳴館と呼ばれた
だけのことはあります。

たまたま、軽井沢彫りの家具の展示会も
催されていて、2倍楽しめました。


旧三笠ホテルの歴史
旧三笠ホテルは、1905年に竣工、
1906年に営業を開始。
実業家の山本直良氏によって建設され、
1970年まで営業を続けました。
1980年に重要文化財に指定され、
現在は保存・活用が進められています。
- 1906年(明治39年)
営業を開始し、客室は30室、定員は40名、宿泊料は一等が12円、二等が8円、三等が5円 - 1907年(明治40年)
日本館が完成 - 1910年(明治43年)
明治43年の大水害のため流出 - 1919年(大正8年)
洋風別館が完成 - 1925年(大正14年)
経営母体が変わって(株)三笠ホテルとなり、明治屋に名義変更 - 1944年(昭和19年)
休業
軽井沢が駐日外国人の主要疎開地として指定されたことから、外務省の軽井沢出張所が設置される - 戦後
アメリカ陸軍第一騎兵師団に接収され、進駐軍の施設となる - 1952年(昭和27年)
米陸軍第八軍の使用終了後、三笠ハウスの名称で営業を再開
1970年(昭和45年)まで営業を続ける - 1972年(昭和47年)
日本長期信用銀行によって買収される - 1974年(昭和49年)
現在地の南方から70m移転
移築の折、文化庁と協議した結果、建築的価値のある本体部分を残し、食堂、調理場、浴室等は解体 - 1980年(昭和55年)
日本長期信用銀行から軽井沢町に贈与される - 1980年(昭和55年)
5月31日に「旧三笠ホテル」として国の重要文化財に指定され、保護 - 2019年(平成31年)
12月28日より耐震補強を含む大規模保存修理工事を行うため、長期休館
工事後の再開館は、2025年の夏頃を予定
旧三笠ホテルの魅力

▼純西洋式木造ホテル
設計は岡田時太郎、施工は地元の大工、
監督は万平ホテルの佐藤万平が担当。
日本人技術者のみによる純西洋式木造ホテル。
アメリカのスティックスタイルを採用した
ゴシック風の華麗な外観で、
扉のデザインはイギリス風、
下見板はドイツ風、用材は小瀬の
アカマツを現場で製材しました。
▼軽井沢の鹿鳴館
欧米人とともに、渋沢栄一、団琢磨、
住友友純、乃木希典、愛新覚羅溥儀、
近衛文麿、徳川慶久、有島武郎などの
著名人が多く宿泊し、政財界の要人が集う
社交の場となったことから、
「軽井沢の鹿鳴館」と呼ばれていました。
▼国の重要文化財に指定
旧三笠ホテルは、国際避暑地・軽井沢の雰囲気を
当時のまま今に伝える貴重な建築物です。
また、軽井沢の別荘文化や避暑地としての
歴史を物語る重要な遺構でもあります。
これらの価値が認められ、1980年5月31日、
国の重要文化財に指定されました。
この指定により、建物の保存と後世への継承が
図られることになりました。
まとめ:【軽井沢】旧三笠ホテル 2025年10/1リニューアルオープン

旧三笠ホテル 2025年10月1日 リニューアルオープン
軽井沢のシンボル 旧三笠ホテルが、約5年におよぶ保存修理を経て、2025年10月1日にリニューアルオープンします。
明治時代に日本人技術者のみで建てられた純西洋式木造ホテルは、軽井沢の鹿鳴館として多くの著名人に愛された重要文化財です。
今回のリニューアルでは、歴史展示やカフェ、貸室などを整備し、誰もが訪れやすいバリアフリー施設として生まれ変わります。
避暑地・軽井沢の歴史を肌で感じられる貴重な空間として、ぜひ訪れてみてください。

旧三笠ホテル
撮りたいです
SNSに載せたいし…
リゾートの街、軽井沢。
その象徴の1つが、旧三笠ホテル。
2025年10月の再開館が楽しみです。
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