こんにちは。
カントリージェントルマン鴨志田です。
2004年、東京井の頭から
軽井沢追分へ移住しました。
で、ネット上で、
こんなニュースを見かけました。
小諸高等学校は、軽井沢っ子も通っていて、
わたしが親しくしてもらっている追分人にも
OBが何人かいらっしゃるので、
思わず、ニュース記事、読んじゃいました。
小諸高等学校って、
どんな学校なの?
そんな疑問・質問、よくわかります。
この記事を読むと、
●小諸高校って、どんな学校なのか
●小諸高校の受験データ
●小諸高校のユニークポイント
●小諸義塾と小諸義塾高校の歴史上のご縁
がわかります。
そこで、まずは、結論から。
ニュースによると・・・
量の確保は?生活の支援は? 長野県立高校の生徒全国募集、受け入れ態勢課題
県教育委員会が木曽青峰高校(木曽郡木曽町)の森林環境科とインテリア科、小諸高校(小諸市)の音楽科について、早ければ2024年度実施の入学者選抜から全国募集をする検討に入った。いずれも全国的にも珍しい学科で、その特色をより前面に打ち出す狙いがある。ただ全国募集には、親元を離れる生徒の住まいの確保など生活面の支援が不可欠。受け入れ態勢の整備が課題となりそうだ。
県内唯一の音楽家がある小諸高校。音楽科は1995年に開設し、現在は75人が在籍する。音楽の専門科目の授業は全体の4割近くを占め、専攻する楽器に関する指導は首都圏在住の講師から個別に受けられる。
同科は800人余の卒業生を輩出してきた。県外からも受け入れ、小諸市内にある防音設備付きの民間アパートから通う生徒もいる。
<信濃毎日新聞から引用>
小諸高等学校って
基礎データ
- 校名
⇒長野県小諸高等学校 - 住所
⇒小諸市甲大畑4081の4 - 最寄り駅
⇒小諸駅(JR小海線、しなの鉄道) - 設立年月日
⇒1906年4月 - 共学・別学
⇒男女共学 - 設置学科
⇒普通科、音楽科
小諸高校の歴史
- 1906年(明治39年)
⇒小諸町立小諸商工学校として開校
⇒商業部、女子技芸部を設置
⇒校舎は同年に閉校した小諸義塾の建物を引き継いだ - 1919年(大正8年)
⇒小諸町立小諸実科高等女学校が開校 - 1922年(大正11年)
⇒小諸町立小諸高等女学校と改称 - 1926年(昭和元年)
⇒長野県小諸高等女学校と改称 - 1948年(昭和23年)
⇒学制改革により、長野県小諸高等女学校が長野県小諸高等学校となる
⇒男女共学 - 1957年(昭和32年)
⇒女子校となる - 1974年(昭和49年)
⇒男女共学再開 - 1995年(平成7年)
⇒音楽科を開設
受験データ<2024年度(令和6年度)入試>
前期選抜
- 募集
⇒定員60名 - 志願受付期間
⇒2024年1/25~29 - 面接等の検査期日
⇒2/1 - 合格者の発表期日
⇒2/9 - 入学確約書の提出期限
⇒2/15
後期選抜
- 募集
⇒定員60名 - 志願受付期間
⇒2024年2/20~22 - 志願変更受付期間
⇒2/26~29 - 学力検査等の実施期日
⇒3/6 - 学力検査
⇒国語、数学、社会、理科、英語
(50分・100点満点×5教科) - 入学予定者の発表期日
⇒3/19
倍率の推移
少子化の影響で、1倍をきる公立高校が多いのは、
長野県に限ったことではありませんよね。
軽井沢のある東信エリアだけでも、現在、
野沢北と野沢南、小諸と小諸商業の合併が
進んでいて、更なる再編もあり得る状況です。
小諸高校は、最寄駅から遠いという立地の問題と、
小諸商業との合併が進行中であることが
マイナス要因になっているのか、
後期選抜では、ここ数年、
倍率が1倍をきる年が続いてます。
今年度も、やはり、ですね。
小諸(普通)
前期選抜
- 2019年度
<48人募集/1.88倍>
112(10月)⇒105(1月)
⇒90人(2月) - 2020年度
<48人募集/1.52倍>
94(10月)⇒83(1月)
⇒73人(2月) - 2021年度
<48人募集/1.85倍>
58(10月)⇒94(1月)
⇒89人(2月) - 2022年度
<48人募集/1.38倍>
84(10月)⇒74(1月)
⇒66人(2月) - 2023年度
<48人募集/1.50倍>
78(10月)⇒381(1月)
⇒72人(2月) - 2024年度
<36人募集/1.44倍>
57(10月)⇒56(1月)
⇒52人(2月)⇒36人(合格)
後期選抜
- 2019年度
<112人募集/0.96倍>
174(10月)⇒155(1月)⇒92(2月)
⇒107人(3月) - 2020年度
<112人募集/0.81倍>
130(10月)⇒127(1月)⇒90(2月)
⇒91人(3月) - 2021年度
<112人募集/0.87倍>
95(10月)⇒136(1月)⇒99(2月)
⇒97人(3月) - 2022年度
<112人募集/0.71倍>
122(10月)⇒110(1月)⇒77(2月)
⇒80人(3月) - 2023年度
<112人募集/0.67倍>
85(10月)⇒99(1月)⇒77(2月)
⇒75人(3月) - 2024年度
<84人募集/0.95倍>
100(10月)⇒104(1月)⇒ ? (2月)
⇒80人(3月)⇒80人(入学予定)
小諸(音楽)
前期選抜
- 2019年度
<36人募集/0.86倍>
41(10月)⇒37(1月)
⇒31人(2月) - 2020年度
<36人募集/0.69倍>
25(10月)⇒26(1月)
⇒25人(2月) - 2021年度
<36人募集/0.75倍>
27(10月)⇒26(1月)
⇒27人(2月) - 2022年度
<36人募集/0.44倍>
15(10月)⇒17(1月)
⇒16人(2月) - 2023年度
<36人募集/0.69倍>
32(10月)⇒26(1月)
⇒25人(2月) - 2024年度
<36人募集/0.92倍>
35(10月)⇒35(1月)
⇒33人(2月)⇒31人(合格)
後期選抜
- 2019年度
<13人募集/0.15倍>
31(10月)⇒30(1月)⇒2(2月)
⇒2人(3月) - 2020年度
<17人募集/0.12倍>
23(10月)⇒26(1月)⇒2(2月)
⇒2人(3月) - 2021年度
<17人募集/0.12倍>
21(10月)⇒21(1月)⇒2(2月)
⇒2人(3月) - 2022年度
<4人募集/0.04倍>
15(10月)⇒13(1月)⇒1(2月)
⇒1人(3月) - 2023年度
<4人募集/0.06倍>
28(10月)⇒21(1月)⇒1(2月)
⇒1人(3月) - 2024年度
<9人募集/0.22倍>
33(10月)⇒33(1月)⇒2(2月)
⇒2人(3月)⇒2人(入学予定)
小諸高校のユニークポイント
坂の街 小諸
軽井沢も坂は多いですけど、
小諸も、かなりの坂の街。
小諸駅から小諸高校まで、かなりの上り坂。
スクールバスがあるようです。
長野県唯一の音楽科
各学年1クラス、長野県唯一の音楽科があります。
音楽棟には、スタインウェイD-274を含め、
グランドピアノが48台配備。60人規模の
オーケストラ編成に必要な楽器をすべて配備。
音楽ホール・スタジオ等。
小諸義塾
小諸義塾って
小諸義塾は、明治期、小諸にあった私塾。
高等小学校を卒業した青年の勉学の場の
必要性を痛感した佐久地方の代議士早川権弥が
木村熊二を小諸に招いて、
1893年(明治26年)に開校。
内村鑑三らが講演会を開き、
島崎藤村が、6年間、英語・国語の
教鞭をとったりしました。
1906年(明治39年)、財政難により閉校。
校舎は、小諸町立小諸商工学校
(現小諸高校及び小諸商業高校)に
転用されました。
小諸義塾高校
小諸市の小諸高校と小諸商業高校を統合し、2026年4月に開校する新校名を「小諸義塾高校」とする最終案を新校再編実施計画懇話会で決定したと一日、県教委が発表した。
<信州毎日新聞から引用>
小諸義塾高校の応募理由には
両校は小諸義塾の流れをくみ、つながりが深く歴史と文化の香りがある
市民にとって親しまれている校名
などが挙げられていたそうです。
『義塾』と聞くと、慶應義塾を
連想してしまいますけど、
小諸には、こんな歴史上のご縁が
あったんですね。
まとめ:小諸高等学校~軽井沢っ子も通う学校をもっと知りたい
【おすすめ】ニーズに合わせ、賢くプロの力も活用
軽井沢移住前の9年間、わたし、
栄光ゼミナール講師として、
数百人の教え子を送り出してきました。
軽井沢移住後、2009年4月、
こどもたちが小学生の頃、
追分こども会を立ち上げ、同時に、
地域で子育て教育アドバイザーとして、
活動も続けています。
そんな長~い受験指導の経験上、
こどもたちのニーズに合わせ、賢く、
などのプロの力を活用することも
おすすめします。
少子化は受験生にとってチャンス
長野県では、社会の変化や、少子化対応のため、
高校再編を進めています。我が家の息子や娘が
高校受験した数年前と比べても、さらに
少子化は進んでいて、ますます、倍率が
1倍をきる高校も増えることが予想されます。
これは、受験生にとっては、チャンスとも
言えます。高校のレベルの割には、
倍率が1倍をきったり、限りなく1倍に
近くなったりすることも、少なからず
見かけるからです。
受験は情報戦。新中3のみなさんも、
過去のデータと比較しながら、
倍率を味方につけることも、お忘れなく。
コメント